Vantage Laser Trackerは最大80mの測定範囲、6DoFのプローブを有している3Dスキャナーです。特徴や活用・導入事例を紹介しているので3Dスキャナーに興味のある方はぜひご覧ください。
Vantage Laser Trackerはオプションを活用することで6DoF測定を実現します。隠れている領域、小さな要素まで見逃さずに測定できますが、プローブ交換では広い角度でレーザーを捕捉できるため再補正は不要です。シングルビームの1,000Hzの測定レートを使用することで表面を測定します。
Vantage Laser Trackerは対応温度が0~40度、対応湿度が0~95%となっています。高温多湿の国内環境でも活用できる耐久性を有しています。特に湿度です。日本は湿度の高い国ですが、対応湿度からも分かるように、高湿環境だけではなく、乾燥している状態でも使用できるので季節を問わずに活躍が期待できます。
Vantage Laser Trackerは外部コントロールユニットがないため、運搬が簡単です。スマホやタブレットからのトラッカー制御やホットスワップが可能なバッテリーなので、電源から離れていても測定が可能な点など、ポータビリティに優れている3Dスキャナーです。
製品タイプ | トラッカー型 |
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精度 | 16μm + 0.8μm/m |
解像度 | 0.5μm |
光源 | クラス1レーザー製品:波長630~640nm、0.39ミリワット 最大/連続波 (CW) |
本体サイズ | 240×416×240mm |
重量 | 13.4kg |
Vantage Laser Trackerは様々なテクノロジーが搭載。手軽に移動し、質の測定を行えるなど幅広いシチュエーションでの運用を実現しています。質の高さとポータビリティ、さらには様々な対象物を測定する環境にマッチした3Dスキャナーとなっています。
3Dスキャナーは様々製品タイプがあり、それぞれ得意なスキャン対象物があります。ここではそれらを比較しながら紹介していますので、3Dスキャナーをお探しの方はこちらも合わせてご確認ください。
とあるエネルギー加速器研究機構では、さまざまな加速器にて素粒子の性質を調べています。宇宙の情報を探る研究機関においては、加速器こそが肝となります。その加速器のコンポーネントの一つである電磁石を設置する際、Vantage Laser Trackerを使用しているとのこと。
それまで使用していた他の3Dスキャナーは大型で移動が大変だったこと、老朽化が目立ってきたことから、コンパクトなVantage Laser Trackerを選択。精度が求められる電磁石のアライメントにも適しており、かつ最長80mまで測定できる点など、Vantage Laser Trackerによってより快適な環境の構築を実現できたとのことです。
社名 | ファロージャパン株式会社 |
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所在地 | 愛知県長久手市熊田716 |
電話番号 | 052-890-5011 |
公式HP URL | https://www.faro.com/ja-JP |
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