Absolute ArmはIP54準拠のポータブル測定アームが個性となっている3Dスキャナーです。測定アームによって、他の3Dスキャナーではできないことを実現していますが、そんなAbsolute Armの特徴や活用・導入事例を紹介します。
Absolute Armには人間工学に基づいて7軸リストが用意されていますが、いずれも設定可能です。交換可能でメンテナンスが行える点に加え、それぞれの関節にはアブソリュートエンコーダーが搭載されていることから、参照確認動作やシステムウォームアップが不要です。
Absolute Armは直感的に操作できるよう、無段階回転の低摩擦グリップ、高度なカウンダーバランサーシステムを搭載しています。ユーザーの負担を抑えながらの操作・測定が可能です。
Absolute ArmはIP54準拠です。摂氏45度までの動作が保証されていることから、屋外の高温環境においても稼働・測定が期待できます。また、スマートロック機能を搭載していることから、測定中の損傷防止に役立ちます。スキャナー、プローブの状態を維持し、工場出荷時の精度を長く維持します。ISO10360-12準拠の精度認証、ISO10360-8 Annex Dに準拠したフルスキャンシステム精度も取得しています。
製品タイプ | アーム型 |
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精度 | 公式HPに記載なし |
解像度 | 公式HPに記載なし |
光源 | 公式HPに記載なし |
本体サイズ | 公式HPに記載なし |
重量 | 公式HPに記載なし |
Absolute Armは高いスペック、さらには用途の幅広さが特徴です。アーム型として据え置きで使用しますが、ハンディ型としても使用可能。それぞれの良い部分を集約した3Dスキャナーとなっていることから、幅広い用途での活躍が期待できる一台です。
3Dスキャナーはアーム型、ハンディ型以外にも様々なタイプがあり、それぞれ得意なスキャン対象物があります。ここではそれらを比較しながら紹介していますので、3Dスキャナーをお探しの方はこちらも合わせてご確認ください。
精密部品・工業製品を製造しているとある業者では、医療用器具も手掛けていました。そこで求められたのが調節が簡単な人工関節の開発です。人工関節は人間の体に埋め込まれるため、ミスが許されません。さらに大量生産ではなく、あくまでも埋め込む相手に合わせる必要があることから、緻密な測定が求められました。
そこで実際の構成部品および名目部品をデジタル化する作業において、Absolute Armを導入。切削プロセスを始める前に、適合情報を素早くチェックすることが可能になりました。
とある金型の治具部品や量産品の加工を行っている会社では、価格競争の激化により品質を落としていましたが、品質を落とすことに疑問を感じていたとのこと。そこで他社との差別化として、安さで戦うのではなく高品質で戦いたいという狙いからAbsolute Armを導入。結果、想定以上の付加価値の提供によってビジネスが広がりを見せるようになったとのことです。
社名 | Hexagon |
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所在地 | 大阪府大阪市鶴見区浜4-8-28 |
電話番号 | 06-6967-8215 |
公式HP URL | https://hexagon.com/ja/company |
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