自社に合った業務用3Dスキャナーが見つかる|スキャナラ自社に合った業務用3Dスキャナーが見つかる|スキャナラ
自社に合った業務用3Dスキャナーが見つかる|スキャナラ » 【業界別】3Dスキャナーの活用事例 » アート/デザイン

アート/デザイン

アートやデザインの世界でも3Dスキャナーの存在感が高まっており、幅広く活用されています。このページでは、実際にどのように使用されているのか事例を交えて紹介します。

目次

アート/デザインで3Dスキャナーの使われ方

アート・デザインのイメージ

文化財の修繕・復元

重要文化財など、取り扱いを慎重にしながらも、修繕や復元が求められるものに対しても3Dスキャナーによる計測は役立っています。従来であれば専門の職人が手書きで設計図に起こしたうえで、修復を行っていましたがこの方法では、時間がかかりすぎてしまうという点がネックでした。

高精度なデータを短時間で取得できるとして、活用されるようになったのが3Dスキャナーです。スキャンデータさえ用意してしまえばであれば、ソフトウェア上で修復工事のシミュレーションを行うことも可能ということもあり、重宝されています。

文化財のデジタルアーカイブ化

老朽化や災害などによって貴重な文化財が壊れてしまうのを防ぐべく、「デジタルアーカイブ化」という観点で3Dスキャナーは活用され始めています。

3Dデータ化しておくことで、上述しているような修繕時に役立つだけでなく、文化遺産の調査研究を活性化させたり、後世に継承したりと3Dスキャナー活用の幅はどんどん広まっています。

実際の活用事例を紹介

アート業界での事例イメージ2
引用元HP:SCANTECH公式HP
https://3d-scantech.jp/entertainment/

実際の人間を測定

実物の人間をモデリングし、ゲーム上にて動かすこともあります。よりリアリティのある動きを出すために、コンピューター上だけでデザインし、演算処理にて動かすのではなく、3Dスキャナーにて実際の人間を測定。そのデータをコンピューター上で動かすケースが増えています。結果、人間同様、ゲームやCGの世界もそれぞれ異なるサイズのキャラクターを用意するなど、リアリティの演出に繋がっています

※参照元:SCANTECH公式HP(https://3d-scantech.jp/entertainment/)

スキャンデータを活用して木鉢をアートに

3Dスキャナーにて芸術性の高い木鉢を創った事例です。ホームセンターでよくある木鉢をまずは砕きます。その破片を3Dスキャナーにて測定し、取得したデータを基に3Dプリンターにて出力

その際、様々なカラーリングを採用し、再度木鉢として組み立てることで、よりカラフルな木鉢が出来上がります。実際にカラフルな木鉢を創るとなれば色分けするしかありませんでしたが、破片を組み立てることで立体感の強い、「アート作品」とも呼べる木鉢が完成しました。

「スキャナラ」編集チームまとめ

貴重な文化財を後世につないでいくという観点で、3Dスキャナーの活用は広まっています。その他にも、メタバースに関連して、エンターテインメントという観点でもスキャナーの需要は高まっており、今後もさらに活用の幅が広がっていくと想定されます。

当サイトでは様々な20以上の3Dスキャナーを徹底調査。その中で見えてきた3Dスキャナーの選び方やおすすめの製品を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

3Dスキャナーの選びに重要な
たった2つのポイントとは

製品タイプ別
自社に合った
業務用3Dスキャナーとは

ここでは、数ある3Dスキャナーの中でも新規導入者でも使いやすい製品として、「トラッカー型」「ハンディ型」「卓上型」の3つの製品タイプの特徴や使われ方をご紹介します。

トラッカー型

自動車や航空機、船舶など/
超大型~大型

引用元:APPLE TREE株式会社 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=9phpaWS8eaA)
大型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 自動車や航空機、船舶など大型の対象物でも素早く計測が可能
  • マーカーシールなしで精度の高いスキャンができるほか、
    タッチプローブをつけることで
    接触式としての使い方も可能
  • ケーブルのないワイヤレス3Dスキャニングシステムであるため、電源の有無に関係なく、自由に計測が可能

NIMBLETRACKの公式HPで詳しい性能を見る

トラッカー型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

ハンディ型

人物や工芸品など/
大型~小型

引用元:SCANTECH (HANGZHOU) CO. YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=wCnL9Oo9Y-s)
幅広い大きさの対象物に
対応できる万能タイプ
  • 小さい物から大きいものまで
    幅広くスキャン可能
  • サイズがコンパクトなうえに、ワイヤレスモードと有線モードをシームレスに切り替えため、多様な現場で活用できる
  • 6,300,000点/秒という高い測定レートを実現。測定精度は最大0.020 mmで、産業グレードの高精度3Dスキャンと計測の要求を満たします。

SIMSCAN-Eの公式HPで詳しい性能を見る

ハンディ型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

卓上型

動植物の標本、貴金属など/
小型~超小型

引用元:ArcanaTech 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=7xiNIjoHERA)
小型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 紫外線で発光する特殊なインクを使用することで、色のデータと形状のデータを同時にスキャンすることが可能。
  • 数回に分けてスキャンし合成する機能(深度合成)でより立体的な形状のものでも、全方位で高精度なデータのスキャンが可能
  • セットアップからデータ生成までがシンプルなシステム構成で、直感的な操作が可能なGUIの専用ソフトウェア

FacTrans Pro / E-M1 IIIの公式HPで詳しい性能を見る

卓上型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

関連ページ

業務用3Dスキャナー
特徴が異なる
3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型

業務用3Dスキャナー
特徴が異なる3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型