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自社に合った業務用3Dスキャナーが見つかる|スキャナラ » 【業界別】3Dスキャナーの活用事例 » 防災

防災

大規模地震や豪雨災害などに対する防災意識がますます高まっている昨今、防災業務に3Dスキャナーが活用されるというケースも増えています。防災に3Dスキャナーがどのようなカタチで役立てられているのか、事例を交えながらご紹介していますので、ぜひご覧ください。

目次

防災で3Dスキャナーの使われ方

金型のイメージ

ハザードマップの作製に3Dスキャナーを活用

地球温暖化が原因と思われる気候変動は近年、過去に例のないレベルの雨量をもたらす豪雨災害がもたらしており、防災の観点から洪水や浸水のリスクのある地域はどこなのかを、予めハザードマップで確認することが推奨されています。実は、そのハザードマップの作製に3Dスキャナーが大きな役割を果たしています。市区町村など自治体ごとに高低差や河川の流れなどを計測することで、洪水や浸水の発生リスクを予測しているのです。

災害状況や被害状況の調査にも活躍

厳密には防災ではなく復旧作業への貢献になりますが、3Dスキャナーは地震によって土砂崩れや液状化現象が発生してしまったり、豪雨によって家屋や農地が浸水してしまった状況をスピーディーかつ安全に調査することができます。

実際の活用事例を紹介

南海トラフ地震に備えた3Dデータの貯蓄

東日本大震災の津波被害を教訓に、静岡県では発生が予測される南海トラフ地震への備えとして、3Dスキャナーを活用して取得した三次元の地形データを貯蓄。津波が発生した場合に、どのエリアがどの程度被災するかのシミュレーションを重ね、防潮堤の建設や避難所の設定などに役立てています。

※参照元:日経クロステック公式HP(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00563/030700010/)

保険会社も災害被害調査に3Dスキャナ―を活用

例えば大規模地震によって家屋倒壊が起きた場合や、豪雨災害によって田畑の浸水被害が起きたといった場合などに、災害保険をできるだけ速やかに支給できるよう、保険会社でも災害被害調査に3Dスキャナーを活用するようになっています。詳細かつ正確な調査をスピーディーに行えるため、保険会社にとっても、保険の加入者にとっても、大きなメリットがあるとされています。また保険会社が取得したデータを、自治体が防災対策に活用するという事例も増えているとのこと。

※参照元:株式会社ソーキ販売公式HP(https://sookih.co.jp/blog/600/)

「スキャナラ」編集チームまとめ

以上の通り、3Dスキャナーは防災対策においても、災害が起きてしまった後の調査においても、能力を発揮することができます。しかしながら3Dスキャナーには実に多くの機種があり、目的に最適な機種を選ぶことは簡単に行えることではありません。

そこで当サイトでは様々な20以上の3Dスキャナーを徹底調査。その中で見えてきた3Dスキャナーの選び方やおすすめの製品を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

3Dスキャナーの選びに重要な
たった2つのポイントとは

製品タイプ別
自社に合った
業務用3Dスキャナーとは

ここでは、数ある3Dスキャナーの中でも新規導入者でも使いやすい製品として、「トラッカー型」「ハンディ型」「卓上型」の3つの製品タイプの特徴や使われ方をご紹介します。

トラッカー型

自動車や航空機、船舶など/
超大型~大型

引用元:APPLE TREE株式会社 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=9phpaWS8eaA)
大型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 自動車や航空機、船舶など大型の対象物でも素早く計測が可能
  • マーカーシールなしで精度の高いスキャンができるほか、
    タッチプローブをつけることで
    接触式としての使い方も可能
  • ケーブルのないワイヤレス3Dスキャニングシステムであるため、電源の有無に関係なく、自由に計測が可能

NIMBLETRACKの公式HPで詳しい性能を見る

トラッカー型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

ハンディ型

人物や工芸品など/
大型~小型

引用元:SCANTECH (HANGZHOU) CO. YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=wCnL9Oo9Y-s)
幅広い大きさの対象物に
対応できる万能タイプ
  • 小さい物から大きいものまで
    幅広くスキャン可能
  • サイズがコンパクトなうえに、ワイヤレスモードと有線モードをシームレスに切り替えため、多様な現場で活用できる
  • 6,300,000点/秒という高い測定レートを実現。測定精度は最大0.020 mmで、産業グレードの高精度3Dスキャンと計測の要求を満たします。

SIMSCAN-Eの公式HPで詳しい性能を見る

ハンディ型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

卓上型

動植物の標本、貴金属など/
小型~超小型

引用元:ArcanaTech 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=7xiNIjoHERA)
小型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 紫外線で発光する特殊なインクを使用することで、色のデータと形状のデータを同時にスキャンすることが可能。
  • 数回に分けてスキャンし合成する機能(深度合成)でより立体的な形状のものでも、全方位で高精度なデータのスキャンが可能
  • セットアップからデータ生成までがシンプルなシステム構成で、直感的な操作が可能なGUIの専用ソフトウェア

FacTrans Pro / E-M1 IIIの公式HPで詳しい性能を見る

卓上型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

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業務用3Dスキャナー
特徴が異なる
3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型

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