TRACKSCANシリーズにはPシリーズとSHARPシリーズがラインナップされています。それぞれ似た部分もあれば異なる部分もあります。このページではそれぞれの特徴や活用・導入事例を紹介しているので、PシリーズとSHARPの違いをチェックしてみてください。
TRACKSCANのカメラは産業用の2500万画素です。高画素の実現に加え、ダイナミックアダプティブLEDアルゴリズム、長距離被写界深度、干渉防止能力によって6メートルの範囲において、画像の自動取得が可能です。さらに広いスキャン空間とエッジ測定アルゴリズムを搭載していることから、大型部品でも1回でスキャン可能です。
TRACKSCANは革新的なデザインです。3Dスキャナーは性能こそ大切ではありますが、革新的・個性的なデザインは、使用・興味のモチベーションを高めます。モチベーションが3Dスキャナーへの探求心や好奇心を呼び、測定技術の習得・習熟などさらなるレベルアップをもたらすことになります。
製品タイプ | トラッカー型 |
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精度 | 0.025mm |
解像度 | 0.020 mm |
光源 | ブルーレーザー |
本体サイズ | 公式HPに記載なし |
重量 | 公式HPに記載なし |
TRACKSCAN PにはT-ブロープと呼ばれる補助装置が用意されています。ポータブルCMM測定装置で、こちらを活用することで、エッジ、円、スロットなどの特徴も高精度で取得。対象物の表面に直接当てるだけで形状の取得が可能なことから、検査や寸法測定など幅広い用途での活用が期待できます。
TRACKSCANは赤外線よりも波長が短く、エネルギーが高いブルーレーザーを光源とすることから、外部の光・熱の影響を受けにくい点が特徴。そのため、反射率が低い黒や光沢の素材でも粉末スプレー不要で測定できます。屋外、工場内、直射日光など、熱の変動が顕著な環境でも正確な計測をもたらします。
製品タイプ | トラッカー型 |
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精度 | 0.025mm |
解像度 | 0.020 mm |
光源 | ブルーレーザー |
本体サイズ | 公式HPに記載なし |
重量 | 公式HPに記載なし |
TRACKSCANシリーズはPシリーズ、SHARPのいずれも光学トラッキング式3Dスキャンシステムです。それぞれ3つのスキャンモードが用意されていますが、レーザーの本数が異なる点から、SHARPがスタンダードモデル、Pシリーズがハイスペックに位置づけられています。それぞれの特性を踏まえ、自社のニーズにマッチしたタイプを選びましょう。
3Dスキャナーは様々製品タイプがあり、それぞれ得意なスキャン対象物があります。ここではそれらを比較しながら紹介していますので、3Dスキャナーをお探しの方はこちらも合わせてご確認ください。
とある水力発電設備メーカーではTRACKSCANシリーズを用いることで製品検査を行っています。
再生可能なクリーンエネルギーとして注目を集めている水力発電は、大規模かつ複雑な部品で構成されており、それらの部品は振動だけではなく、湿度や温度、酸・アルカリによって腐食してしまうものもあります。
そのため、設備の検査も重要ですが、従来の測定方法では効率が悪く、多くのリソースが必要でした。さらに解析するための測定データは入手できませんでした。そこでTRACKSCANシリーズを導入。TRACKSCAN SHARPを用いることで、設備を破壊することなく、検査を行えるようになりました。様々なシーンに対応していることから、多くのパーツを擁する水力発電にマッチしていたとのことです。
会社名 | APPLE TREE株式会社 |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区本町4-3-9 本町サンケイビル |
電話番号 | 06-6710-9061 |
公式HP URL | https://3d-scantech.jp/ |
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