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自社に合った業務用3Dスキャナーが見つかる|スキャナラ » 【業界別】3Dスキャナーの活用事例 » 金型

金型

金型は「ものづくり」を支える、無くてはならないアイテムですが、実は金型周辺においても3Dスキャナーの存在感が高まっています。どのように使用されているのか、事例を交えながら紹介します。

目次

金型産業で3Dスキャナーの使われ方

金型のイメージ

リバースエンジニアリング

長く使用している金型は、現物はあっても図面が無く不便なケースがあります。そういっ対象物を3Dスキャナーによって計測し、設計図を作成する「リバースエンジニアリング」という使い方が主流です。

シンプルな形状の金型であれば、人力で複製することも可能ですが、曲線が含まれていたり、入り組んだ形状をしている場合だと人力での作業は難しく、スキャナーによる精度の高い計測が必要なのです。

パーツの品質検査や修復

金型パーツを作成した際に図面との差異を計測し、品質を検査するケースや、劣化した金型を3Dスキャナーにて計測し、どこがどれくらい劣化しているかを確認して修復するケースも見受けられます。劣化した金型は修正が必要ですが、3Dスキャナーを活用することで、職人の「勘」に頼った修正ではなく、データに基づいた正確な修正が実現します。

実際の活用事例を紹介

データ取得によって作り直しが可能になった

劣化の激しい金型に困っていたとあるメーカーでは金型を作り直そうと判断。紙の図面こそあったものの、ところどころ寸法が抜けていたとのことで作り直しが難しかったとのことで3Dスキャナーを活用。

まずは3Dスキャナーにて摩耗する前に成形した金型のデータを取得。このデータを基に、金型の作り直しを行いました。

※参照元:水谷製作所公式HP(https://3dsokutei-service.com/case/post-3023/)

型の情報と合わせて修正

古い金型をデータ化できないかとの問い合わせをもらうことがあるというとある会社ではデータ化だけではなく、検査にも対応しているとのこと。

古い型となると、データ化するだけではなく、使用できる状態に戻すためには型の知識も必要になることから、型の構造を理解したうえで、部分的に修正を行っています

※参照元:有限会社中山木型製作所公式HP(https://nakayamakigata.com/?p=2465)

「スキャナラ」編集チームまとめ

金型の成形だけではなく、劣化の復元、あるいは既に図面のない金型のリバースエンジニアリングなど、多くのシチュエーションにおいて3Dスキャナーが使用されています。しかし、3Dスキャナーにも様々な種類があるため、自社に合った製品を選ぶことは簡単ではありません。

そこで当サイトでは様々な20以上の3Dスキャナーを徹底調査。その中で見えてきた3Dスキャナーの選び方やおすすめの製品を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

3Dスキャナーの選びに重要な
たった2つのポイントとは

製品タイプ別
自社に合った
業務用3Dスキャナーとは

ここでは、数ある3Dスキャナーの中でも新規導入者でも使いやすい製品として、「トラッカー型」「ハンディ型」「卓上型」の3つの製品タイプの特徴や使われ方をご紹介します。

トラッカー型

自動車や航空機、船舶など/
超大型~大型

引用元:APPLE TREE株式会社 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=9phpaWS8eaA)
大型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 自動車や航空機、船舶など大型の対象物でも素早く計測が可能
  • マーカーシールなしで精度の高いスキャンができるほか、
    タッチプローブをつけることで
    接触式としての使い方も可能
  • ケーブルのないワイヤレス3Dスキャニングシステムであるため、電源の有無に関係なく、自由に計測が可能

NIMBLETRACKの公式HPで詳しい性能を見る

トラッカー型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

ハンディ型

人物や工芸品など/
大型~小型

引用元:SCANTECH (HANGZHOU) CO. YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=wCnL9Oo9Y-s)
幅広い大きさの対象物に
対応できる万能タイプ
  • 小さい物から大きいものまで
    幅広くスキャン可能
  • サイズがコンパクトなうえに、ワイヤレスモードと有線モードをシームレスに切り替えため、多様な現場で活用できる
  • 6,300,000点/秒という高い測定レートを実現。測定精度は最大0.020 mmで、産業グレードの高精度3Dスキャンと計測の要求を満たします。

SIMSCAN-Eの公式HPで詳しい性能を見る

ハンディ型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

卓上型

動植物の標本、貴金属など/
小型~超小型

引用元:ArcanaTech 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=7xiNIjoHERA)
小型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 紫外線で発光する特殊なインクを使用することで、色のデータと形状のデータを同時にスキャンすることが可能。
  • 数回に分けてスキャンし合成する機能(深度合成)でより立体的な形状のものでも、全方位で高精度なデータのスキャンが可能
  • セットアップからデータ生成までがシンプルなシステム構成で、直感的な操作が可能なGUIの専用ソフトウェア

FacTrans Pro / E-M1 IIIの公式HPで詳しい性能を見る

卓上型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

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業務用3Dスキャナー
特徴が異なる
3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型

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