3Dスキャナーは製造業における品質検査としても非常に活用できるアイテムです。ここでは実際、どのようにスキャナーを活用するのかや、なぜ品質検査にも活用できるのかをご紹介します。
3Dスキャナーは、対象物をスキャンし、データ化して出力します。対象物のサイズを細かく精査できることから、金型メーカーや自動車メーカーなど、様々な製造業の品質検査において活用が可能。
品質管理部門において3Dスキャナーが必要になるケースの一例は下記の通りです。
3Dスキャンをすることで、対象物と図面とにどれくらいの差があるのかを、正確かつすばやく算出することができるため、業務効率化が期待できます。
品質検査を追求するためには「精度」にこだわる必要があります。3Dスキャナーにおける精度とは、スキャン結果が現物(対象物)とどの程度誤差があるかを示した数値です。各3Dスキャナーの製品情報欄やスペック表に記載されています。
例えば、3Dスキャナーの精度が「0.02mm」だとします。その場合、スキャン結果と現物との誤差が0.02mm以内に収まるということになります。そのため、精度の数値が細かい3Dスキャナーを用いることで、細部や形状を正確に取得することが可能となります。
精度のほか「解像度」という観点も非常に重要。解像度とは、どの程度の点間隔で対象物をスキャンできるかを表した数値です。例えば、3Dスキャナーの解像度が0.2mmの場合、基本的には0.1mm間隔で対象物をスキャンすることができます。
そのため解像度「0.2mm」のスキャナーよりも「0.02mm」のスキャナーの方がよりはっきりと、形状をとらえたスキャンデータを取得することができるのです。
品質管理部門において非常に役立つ3Dスキャナー。スペックの中でも「精度」「解像度」の数値にこだわって製品選びをすることで、いまの品質管理業務は格段にレベルが上がるはずです。
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3Dスキャナーの選び方
精度/解像度の次に
重視すべきポイントとは