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3Dスキャナーの光源

3Dスキャナーの光源の種類は様々です。光源とは、3Dスキャナーが対象物を測定する際に発する光です。3Dスキャナーは、基本的に対象物に光を当てた際に跳ね返ってきた情報を基に距離・形状を測定します。その際の光を「光源」と呼びます。ここでは3Dスキャナーの光源の種類を紹介します。

目次

主要な4つの光源を解説

フィラメント電球

電球がもたらす光です。フィラメント電球のメリットは、光源としては安価である点です。そのため、フィラメント電球を光源とする3Dスキャナーは、他の3Dスキャナーと比較して安価です。

一方で、高出力光源の場合、高温になってしまいます。エネルギーの半分以上が熱損失となることから、長時間の駆動に向いていません

赤外線

赤外線は3Dスキャナーだけではなく、様々な商品でも見かけるものです。メリットとして、黒い物体からの反射を利用する点ですが、センサー側に赤外フィルターを用意しなければならない点がデメリットです。

また、赤外線ということもあり、人間や動物でも気兼ねなくスキャンすることができるのもメリットの一つでしょう。

白色LED

白い色のLEDは、熱損失が少ないながらも明るい光源です。ただし、あくまでも疑似的な白色のため、黒色の対象物や光沢物の計測を苦手としている点がデメリットです。

青色LED

スペクトル分布が単一の青色のLEDを用いたもの。ブルーレーザーと呼ばれることもあるこの光源は、波長が短いことから精度の高さが期待できます

光源は今後も増えることが予想される

3Dスキャナーに採用される光源は開発が進んでいる分野です。そのため、新しい光源を採用した3Dスキャナーの登場が予想されます。

源を採用したポータブルタイプの3Dスキャナーが登場しました。さらにはデュアル光源の3Dスキャナーも登場するなど、光源は進化しています。3Dスキャナーの特性を考えると、光源の進化こそ3Dスキャナーの進化だと考えることもできます。

「スキャナラ」編集チームまとめ

3Dスキャナーの光源は多種多様です。さらに、一台の3Dスキャナーに一つの光源とは限りません。デュアルタイプの3Dスキャナーも登場するなど、3Dスキャナーも進化しています。

高品質な測定を求める場合は「青色LED」や「ブルーレーザー」を搭載している製品を選ぶとよいでしょう。

当サイトでは様々な20以上の3Dスキャナーを徹底調査。その中で見えてきた3Dスキャナーの選び方やおすすめの製品を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

3Dスキャナー選びに重要な
たった2つのポイントとは

製品タイプ別
自社に合った
業務用3Dスキャナーとは

ここでは、数ある3Dスキャナーの中でも新規導入者でも使いやすい製品として、「トラッカー型」「ハンディ型」「卓上型」の3つの製品タイプの特徴や使われ方をご紹介します。

トラッカー型

自動車や航空機、船舶など/
超大型~大型

引用元:APPLE TREE株式会社 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=9phpaWS8eaA)
大型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 自動車や航空機、船舶など大型の対象物でも素早く計測が可能
  • マーカーシールなしで精度の高いスキャンができるほか、
    タッチプローブをつけることで
    接触式としての使い方も可能
  • ケーブルのないワイヤレス3Dスキャニングシステムであるため、電源の有無に関係なく、自由に計測が可能

NIMBLETRACKの公式HPで詳しい性能を見る

トラッカー型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

ハンディ型

人物や工芸品など/
大型~小型

引用元:SCANTECH (HANGZHOU) CO. YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=wCnL9Oo9Y-s)
幅広い大きさの対象物に
対応できる万能タイプ
  • 小さい物から大きいものまで
    幅広くスキャン可能
  • サイズがコンパクトなうえに、ワイヤレスモードと有線モードをシームレスに切り替えため、多様な現場で活用できる
  • 6,300,000点/秒という高い測定レートを実現。測定精度は最大0.020 mmで、産業グレードの高精度3Dスキャンと計測の要求を満たします。

SIMSCAN-Eの公式HPで詳しい性能を見る

ハンディ型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

卓上型

動植物の標本、貴金属など/
小型~超小型

引用元:ArcanaTech 公式YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=7xiNIjoHERA)
小型対象物のスキャンに特化したタイプ
  • 紫外線で発光する特殊なインクを使用することで、色のデータと形状のデータを同時にスキャンすることが可能。
  • 数回に分けてスキャンし合成する機能(深度合成)でより立体的な形状のものでも、全方位で高精度なデータのスキャンが可能
  • セットアップからデータ生成までがシンプルなシステム構成で、直感的な操作が可能なGUIの専用ソフトウェア

FacTrans Pro / E-M1 IIIの公式HPで詳しい性能を見る

卓上型の中でも
精度/解像度が
一番高い製品をチェック

業務用3Dスキャナー
特徴が異なる
3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型

業務用3Dスキャナー
特徴が異なる3タイプを比較
トラッカー型/ハンディ型/卓上型